台風のせいで、全くお外に出られないかもしたです。
右膝の痛みがまだ止まらないので、折角だから温泉に日帰りで行こう!と思っていたのに、結局行けそうにないまま終わりそうです(ノД`)・゜・。
やはりアニメ見てダラダラ過ごすしかないんかな。
そんな今週末は滅茶苦茶最終回がありましたので、いつもよりダイジェスト短めに乾燥を綴らせていただきます。
『神の雫』:12年前まで連載されていた漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公のビール会社に勤める神咲雫が、世界的なワイン評論家だった父の所蔵していたワインの遺品を引き継ぐために、遺言にあたる「十二使徒」と呼ばれるワインを正しく見つけ出した者の権利を得るために、若きワイン評論家の遠峰 一青とワインを見つけ出す勝負を行う―――というストーリーでした。
18年前くらいに実写ドラマでも放送していましたが、アニメだけにより漫画に近い描写で描かれていたと思います。ただワインの味を表現するのに、「中世ヨーロッパの王侯貴族の舞踏会」とか「古代エジプトの王妃の香り」とか、むしろ抽象的過ぎてよくわかりませんでした(涙) ソムリエの田崎さんですと「僅かに土の香りがしますね」とか「酸味の後から鼻に抜ける強烈なマスカットの香り」みたいに説明してくださるので、そういう方が分かりやすい。まぁ漫画ですからあえて表現の幅を広げたんでしょうね。むしろ「オリエンタル」とか「エキゾチック」とかなら分かりやすかったかも。それにしてもマッターホルンの強風の中でワインの香りを嗅ぎ分けるとか、そっちの方が物凄かったわw ちなみに皆さん「亀梨さんの演技が・・・」という意見もございましたが、私はそこまでひどくはなかったと思います。むしろ声優さんでもかなり演技に「?」という方もおりますので、「ハートカクテル」の時よりも成長されていたと感じました。
『うしろの正面カムイさん』:漫画原作のアニメ化作品でした。
ヒロインの耳塚シヅカは霊を呼ぶ体質。それを霊能力者であり除霊師でもあるカムイに認められ、霊を集めるための助手としてスカウトされる。しかしカムイの除霊は〇交によって女性の霊を成仏させるという大変破廉恥極まりない中、それでもシヅカは日々耐えながら仕事を続ける―――というストーリーでした。
破廉恥極まりないのですが、何故か許せてしまうのが、ひとえにカムイさんの声が杉田智和さんだからでしょう!( ー`дー´)キリッ✨ 杉田さんの声じゃなかったら、ただのY談になっているところですが、あの妙に変態なのに真面目なのが腑に落ちてしまうという。まさに杉田マジックです!(笑) お陰様で大変楽しゅうございました<(_ _)>
『猫と竜』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
森の奥深くで一つ残された竜の卵。ケットシーの母親が子供を産むと、彼女の温かさもあって竜も卵から孵化する。子猫たちと一緒に育てられた竜は猫たちに常に寄り添い、守り、代を重ねるうちに「羽のおじちゃん」と呼ばれるようになり、頼られる存在に。子猫たちは成長すると人間とも触れ合うようになり、羽のおじちゃんに助けられながら人とケットシーの交流を重ねていく―――というストーリーでした。
今期一番のほのぼの枠だったかも。嫌な展開は第一話で出てきた「猫狩り」くらいで、後はみんなそれぞれが人と友達を作ったり、気ままな生活を送ったり。時々命の大切さとか、家族といることの尊さなんかもあって、ホロリとくる話もありました。良い癒しの時間でした。
『BLACK TORCH』:漫画原作のアニメ化作品でした。
忍者の末裔として生まれ、動物と話すことができる能力を持つ主人公:我妻弍郎が、ある日傷ついた黒猫を助ける。しかしその猫は羅睺という伝説級の物ノ怪で、彼をつけ狙う天鬼と、物の怪から世界を守る公儀隠密局との戦いに巻き込まれていく。弍郎は公儀隠密局の仲間らと取り込んだ羅睺とともに、天鬼を倒す戦いに挑む―――というストーリーでした。
一見すると「呪術廻戦」風にも見え、「チェンソーマン」にも見えなくもないストーリーでしたが、実はこの作品の方が先の二作品よりも連載は昔なんですよね。連載が終わって8年も経った今になってアニメ化に至ったのは何故なのかわかりませんが、演出とか作画は気合入っていたと思います。MAPPAさんの描くバトルシーンとはまた違って、アングルがじゃんじゃん変わることはなかったので、むしろ目には優しかったw ストーリー的には忍者の末裔の設定があんまり活かしきれていなかった気がするのが勿体なかったかな。あとサブキャラの存在って結構大切だと思うんですが、いまいちスポットもなかったので、アニオリでもうちょっと感情移入できる展開を作っても良かったのではないかと思いました。
『岩元先輩ノ推薦』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の岩元胡堂は陸軍栖鳳中学の3年生。彼岸花を使って炎を操る能力御持つ彼は、学院長の橘城某居からの命令で、同じように異能を持つ者たちを探しては戦い、後に仲間に加えていく―――というストーリーでした。
「ぬらりひょんの孫」の原作者さんの作品なので楽しみにしていたんですが、いざ視聴しましたが、ほぼBLっぽい感じでした。美少年ばかり登場するのは致し方ないとして、キャラデザが男なのにどう見ても美少女にしか見えない外見だったり、タレ目なのはいいですが、まるでお正月の福笑いをやった後みたいに極端にタレ目すぎてかっこよく見えなかったり、加えて作画崩壊しているところやいかにも低予算な作画シーンが多くって、思いのほかツッコミどころが多い作品でした。ストーリーも仲間集めだからなのか、単発なこともあり、その奥にある深い部分が全然見えてこなかったのも残念でした。
『黄泉のツガイ』:春から続けて2クールの漫画原作のアニメ化作品でした。
東村にいた主人公のユルと、東村から脱走した両親につれられたユルの妹のアサ。昼と夜を分かつ双子として生まれた二人を中心に、左右様をはじめとするツガイたちを使ったバトルアクションと暗躍する裏世界の物語でした。
流石は荒川弘先生の作品だけあって、めちゃくちゃ面白かったです!メロウなドラマ部分と、アクションと、ギャグとシリアスがテンポよく描かれていて、加えて演出もバトルシーンは特に力が入っていて見ごたえありました。ハガレンの時もそうでしたが、アクションシーンで「俯瞰」と「煽り」の部分の使い分けが上手いんですよね。あとほかの作品ですと割とタイマン勝負が多いんですが、この作品は一対多数だったり、2対2だったりの複合バトルが多くって、その描き方が非常にわかりやすいんです。普通複合バトルですと、AとBが戦っている横でCとDが戦っている、というシチュエーションが多いんですが、左右様のようにフォローに回ったと思えばいきなり真正面に転じているので、これこそ複合バトル!と感嘆してしまうわけです。一方イワンの様に自分一人に対し多数の敵が襲って来た時の視線の向きや次に繰り出す刀の握りを一瞬で変えたりするところとか、絶対落とさないで描き切ってくれているので、流石はボンズさんです!アニメ好きとしてこれだけ演出を描き切ってくれる作品があるのは本当にうれしい。加えてツガイさんたちのユニークな能力も可愛さとおどろおどろしさを併せ持っていて、こういうところでバランスを上手く均衡がとれているのも物語を面白くしているんですよね。主人公のインパクトがハガレンのエルリック兄弟に比べると小さい、という意見も掲示板とかで見ましたが、自分で先陣を切る戦い方(エドとアル)と違ってツガイをメインに使っているから、その分が差し引かれているように見えるのかも。それこそアスランじゃないですが、勝つためには手段を選んではいられないですよ。命かかっていますから。そのために他者を使うか、自らの力を使うか、ユルはまだ封の力に目覚めていないので、これが現状精いっぱいだと思います。あとアサちゃんが苦手、という人も結構いましたね。かもしたはアサちゃん好きですよ。「兄様♥兄様♥」とウザい、とか言われてますが、彼女は東村にいたころはずっと座敷牢でユルとしか会えず、村から連れ出され、頼りの両親も失踪し、どれだけ心細かったか。影森だってどこまで信用していいかわからなかったところに東村の追手から殺されて、そんな彼女が心の拠り所にできるのって両親がいない今、兄しかいないのは当然だと思います。この双子が仲良く共闘する時が来るとしたらクライマックスだろうと思いますが、是非とも原作ストックが溜まりましたら、また続編を制作してほしいです!!
『鬼の花嫁』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
あやかしと人間が共存する世界で、力を持つあやかし、特に鬼が一番の力を持つ世界で、家族から蔑ろにされ続けたヒロインの東雲柚子が妹とその婚約者の妖狐からやけどを負わされる。一人家を飛び出した柚子はそこで鬼のあやかしである鬼龍院 玲夜に見初められ、鬼の花嫁となる。一気に最高権力者の庇護下に入った柚子だったが、それを面白く思わない妹の花梨からの嫌がらせや、手のひらを返したような両親に辟易しながらも、その度に助けてくれる玲夜にいつしか心から思いを寄せるようになる―――というストーリーでした。
いわゆる「シンデレラストーリー」ですね。ただやられるだけの搾取子が、いきなり最高権力者に認められ守られるという。こうしてみると「わたしの幸せな結婚」と似ている感じがしますが、一番違うのはヒロインが自ら動くところでしょうか。わた婚の美世は確かに同じようにいじめられていましたけど、婚家で必死に自分にできることで旦那様の役に立とうと、地道ながらも努力を重ねてきて、それが 清霞にも届いたので物語をすんなりと受け入れることができたのですが、柚子の方はとにかく保護され溺愛されてで、ちょっと甘すぎてお腹がいっぱいになってしまったというか、共感しにくかったです。全ては「花嫁は直感で見つけ、溺愛する」というのが前提の世界観なので、致し方ないと言われればそれまでなんですが。柚子以上に花梨の悪女っぷりが目立っていたので、ヒロインが霞んでしまうのもあったかもしれません。主人公CPより桜子ちゃんと高道さんのCPの方がキャラが立っていて応援したくなりましたw
『魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance』:久しぶりの「なのは」シリーズ最新作でした。
今回の設定は「侵略種」によって人類が危機に晒されている世界。東京の離島:海女取島で暮らす久瀬シイナと久瀬セツナの二人は、セツナが炎の魔人でありながら仲良く暮らしていたところに、侵略種に襲われシイナを守ったセツナが倒れる。その際セツナの持つ炎の魔力がシイナに譲渡され、シイナは離島から本当へと出向き、一人魔人狩りを行っていたところで、なのはと出会い、EXCEEDSいスカウトされる。仕事の傍らで会った夜海トワと友人となるが、トワは魔人の篠宮マナによって無理やり魔人化させられていた。二人は時にぶつかり合うも、最後は篠宮たちを倒す―――というストーリーでした。
最初1時間スペシャルを見たときは、めちゃくちゃ作画が綺麗で「これは期待できる!」と思っていたんですが、途中から「あぁ…(´Д`)ハァ…」な状態に。ストーリーもなのはとフェイトちゃんはサブキャラ。はやてちゃんに至っては一人だけ大人で成長してる!と思いましたが、あれは魔法で変身している(お偉いさん方に張り合うため)のでしたね。でも一回くらい可愛い元のはやてちゃんも見たかった!主にシイナとトワを中心に物語は進んでいましたが、脚本はまま良かったのではないかと思います。多少ご都合的なところはありましたけど、あくまで今回はシイナ視点で徹底していたので、なのはとかフェイトちゃん好きな人には物足りなかったでしょうが、アナザーストーリーとして立ち位置かえれば筋道通っていたと思います。レイジングハートとバルディッシュの声が外国人さんじゃなくなったのがちと悲しい・・・
『「君を愛する気はない」と言った次期侯爵様がなぜか溺愛してきます』:一見なろう系かと思いきや、漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の貧乏貴族の娘:エルサは元々生活苦の中で育ったため、農業に精通しているヒロイン。ある日、ロイアス公爵家の長男で王太子アレクシスの側近であるユリウスとの結婚が決まった。だが結婚式当日「君を愛するつもりはない」とユリウスから宣言され、形だけの結婚生活がスタートする。しかしどんな時であっても家族の情を持って接してくれるエルサに、幼少時家族に愛されてこなかったユリウスはやがて心を開き、お互いに愛情を抱くようになる。ユリウスをライバル視するヤルモがエルサに接近したことで、二人は互いに相手を思いやっていることを自覚し告白。本当の夫婦になるのだった―――というストーリーでした。
最近多い溺愛系ですが、見ていて言うほど溺愛ではなかったです。出会いの時の発言はともかく、ある意味最初から政略結婚=自分を相手によく見せる必要はない=自然体のままでいられた→本性に自然と惹かれるという流れでしたので、無理矢理設定の少女漫画的展開よりも素直で見ていて受け入れやすかったです。別に特殊能力を持っているわけでもないけど、ユリウスに野菜を少しでも美味しく食べてもらおうとしたり、生活面のちょっとした心遣いが、家族愛を知らなかったユリウスが一番欲しかったものにジャストフィットした感じです。溺愛じゃなくほのぼのとして理想の家庭像を作れるんじゃないかな。
『鉄鍋のジャン』:30年以上前に連載されていた漫画原作がアニメ化されました。
中国料理店名門の「五番町飯店」に突如現れた主人公の秋山醤は「中華の覇王」の異名を持つ料理人、秋山階一郎の孫で祖父から徹底的に中華料理を仕込まれてきた。料理人である。「料理は勝負」の信念を持つ彼と、五番町霧子をはじめ彼のやり方に納得のいかない中華料理人たちや、料理評論家との対戦バトルを行っていく―――というストーリーでした。
最近リメイクだったりかなり昔の作品をアニメ化する動きがありますが、料理がテーマの作品はかなり難しいと思います。というのも、当時と現代では材料や調理方法が全然違うので(低温度調理法とか、使う材料一つでも使用禁止になっているものとかある)マジックマッシュルームなんかは幻覚作用があるので絶対使っちゃいかんのに、30年前はそれがまだ知られておらず、料理に使っているシーンがあったり。いくら」ト書きで注意を書いてますけど、子どもでもない限り違和感ありありでした。加えてヒール型の主人公なので感情移入もできにくいし。見る人を選ぶ作品だったと思います。
第一部終了、と最後のナレーションでコールされていたので、続編があるのかも。でも見るかどうかはう~ん…(==;)
『世界最強の後衛~迷宮国の新人探索者~』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
主人公の会社員:後部有人は社員旅行中の事故で異世界「迷宮国」に転生。仕事を得るために迷宮の探索者となった有人が就いたのは「後衛」。後方支援を行う専門だが回復も強化も支援も使える万能魔法を持った有人は、同じ会社の上司だった五十嵐京香や旅の途中で出会ったエリーティアらを仲間にし、クエストをこなしながら仲間の亜人の少女:テレジアを人間に戻す方法を探すのだった―――というストーリーでした。
久しぶりにここまで人数多いハーレムパーティーを見ましたw でも女性全員が有人を狙っている訳ではないのでハーレムというより両手に花程度かな? ストーリーは基本クエストをこなす→実力以上の掃討にギルドのお姉さんが「えー!」ってなる→夜は女性陣がキャッキャウフフ、の繰り返しパターンかな。まぁなろう系はこんなものでしょう。あとはやはり低予算アニメな雰囲気で背景の使いまわしはともかく、キャラの作画が後半になっていくほど崩れてきたので、そこも残念だったです。
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第3期』:漫画原作のアニメ化3期目でした。
おなじみ高校一年生の愛城恋太郎が神様によって運命の出会いを果たす女性100人と出会っていく物語ですが、今回は恋太郎の従妹の伊院 知与、アメリカンな国語教師のナディこと大和撫子、身長2メートルの優敷山女、マッサージの得意な茂見紅葉、楠莉の祖母の薬膳ヤク(※薬で若返っている)、剣道部の土呂瀞 騎士華が彼女になりました。
もはやこれだけいると、最初の方で彼女になったキャラが目立たなくなってくるだろうと予想はしていましたが、時折ピックアップしてくれるので、恋太郎はちゃんとみんな愛せていることもしっかりと匂わせていました。そもそも物語の中心となるのは恋太郎が彼女の悩みを解消させていくハートフルなところなので、そこは余すことなく悉皆r盛り込んでいたので良かった。ただちょっと気になったのが、流石に3期もやっているせいなのか、原作にはないアニメでオリジナルというか弄るシーンがちょこちょこ入ってくるのが首をひねること数回。多分スタッフさんがもう世界観とか熟知しているせいか、アニメならではのノリを盛り込んだと思うのですけど、正直「そのシーンはいらんわ」とツッコミを入れること少々ありました。そこが勿体なかったな。
『黒猫と魔女の教室』:漫画原作のアニメ化作品2クール作品でした。
主人公のスピカは魔法が使えないながらも魔法使いに憧れる少女。幼い頃1等級魔術師のクロードに助けられて以降、自分も1等級魔術師を目指し「王立ディアナ魔術校」に入学を目指す。だが魔法が使えない彼女の目の前に黒猫が現れる。実はスピカは治癒の魔術を持っており、黒猫のお尻に魔力を注ぎ込むと猫はクロードの姿に。クロードは学園の危機に一人逃走した噂に加えて、黒猫になる呪いの魔術をかけられていた。この呪いを解くには1等級魔術師の力が必要となるため、クロードは秘密を知るスピカに協力する形でスピカはディアナ魔術校に入学。学友たちと日々魔術の特訓に励む中、ライバルの天才少女アリアに一矢報いることができたり成長を見せる。一方でスピカはクロードに恋心を抱き始めていた―――というストーリーでした。
ドジっ子ヒロインと、万能でありながらたった一つの弱点をもつ彼との秘密を共有しながら、ヒロインがやがて徐々に成長を見せていくのは、王道展開でしたね。でもこういうヒロインは憎めないんですよ。本人なりにでも努力を重ねているので。でも努力以上にその場というか、窮地に追い込まれた時の判断力は誰にも勝ると思います。こういう子が一番強いし頼られる。負けたことがないので自分の限界を知らなかったアリアと真逆で、この成長の対比がまた面白かったです。クロード先生に関しては一人だけ逃げたのは誤解だと判明しましたが、あの性格(苦笑)なので誤解招きやすいんだろうなと。最後の方はむしろ黒猫なのを楽しんでいたというか、この境遇にすっかりなじんでいたとしか見えませんでしたw もっとこの二人の秘密に関するイベントがあった方が二人の関係性の変化も見られて面白くなったと思うのですが、そこはなぁなぁになっちゃってましたね。作画は割と最後まで頑張っていたと思いますし、2クール見ごたえあったと思います。
『さよならララ』:オリジナルアニメでした。
人魚の国で海の王の6番目の姫として生まれたララ。彼女は光をもたらす特別な姫とされていたが、ララは小さい頃から地上と人間い興味を持っており、幽閉された魔女の伯母グレイスから人間の足を得られる薬を声と交換でもらい、一人地上に出る。そこで王子と恋をするが、光があふれた瞬間人魚の姿に戻ってしまい、拒絶した王子にどこからか飛んできたナイフが往時の胸を突きさす。ララは泡となって消えたが、数百年後よみがえった彼女はララのせいで王家の血が穢れ人魚は絶えたこと、ローワンの願いによりララだけが蘇ったことを知る。再興するにはララが愛を知ることで光を手にすることが必要と言われ、ララはグレイスから薬をもらい地上に向かう。彼女が現れたのは琵琶湖だった。そこで出会った女子高生:大津茉里とその家族に保護され、しかも茉里の家には力を失いつつあるグレイスが魚の姿でいた。ララはまるで未知の人間社会の中で生活を始める。やがて王子にそっくりのルカという男子と知り合うが、愛が何かわからないララはルカとの関係性で悩む。その頃ララの姉であるリサも人間化の薬を飲み、ララを探していた。早く愛を知り、光を手にしないと人魚たちは滅んでしまうとララを急かすリサ。一方グレイスはかつてララと同じように人間の世界に憧れ、愛する人が事実を知ったときに拒絶され殺してしまった過去を持っていた。ララに希望を持っていたグレイスは彼女に秘密を教え、自分のようにならないようにと願い消える。ララはリサに父のもとへと案内されるが、ローワンは決して人間を受け入れない。もう後がないララの下に彼女を探していた茉里がたどり着いた。人魚の姿であってもララを受け入れる茉里。その瞬間ナイフが茉里を突き刺した。その姿に絶望したララは自分の命をナイフに食わせ、茉里を助けようとする。その感情が光となって爆発し、ララは自らの意思で人間の姿になり茉里を助ける。光は溢れて人魚の国も再興し始めた頃、ララは自分で生きる道を見つけるため、茉里に見送られ旅立つのだった―――というストーリーでした。
意識して1980年代アニメっぽいキャラデザや演出を使っておりましたが、脚本もなかなかに面白く作られていたと思います。最初の第1話のエピソードは「人魚姫」そのものでしたが、今度はそこから話が広がっていくアフターストーリーがメインでした。着目点で面白かったのが、人魚姫の童話でも登場する魔女ですね。童話じゃ人間の足になる薬と引き換えに声を奪う、というただそれだけの存在でしたが、実はこの魔女もかつてはララと同じ思いを抱いていて、自分の写し鏡のように見ていたことから、彼女に自分の果たせなかった願いを託していたこともわかりました。そして「本当の愛を手に入れる」というと、以前の王子様のように「男女の愛」ばかりに目が向いていて、ララもそっちに執着というか、考えが及ばなかったですが、実際は茉里をはじめ、自分を心配する姉リサたちも含めてもっと広域の愛である家族愛、友愛、と沢山の愛の形があることを知り、それを手に入れました。そして最後は自立の道を選ぶ。…子供って最初は家族愛が基盤になって、その上に友情とかいろんな要素が積み重なって、そうして自立するのが成長のプロセスですが、ララを通して12話の中で一気にそれを描いてくれました。成長ものが多かった昭和のアニメとマッチしていたので、そう考えるとキャラデザを昭和チックにしたのも狙いだったのかな、と思いつつ、楽しく拝見できました。
『才女のお世話』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
主人公の高校生:友成伊月は貧乏で、挙句両親が夜逃げしてしまい一人バイトで食いつないでいたところ、女性との誘拐現場に出くわし、彼女を助ける。彼女は日本の大財閥の娘:此花雛子だった。彼女に気に入られた伊月は借金を返す代わりに雛子のお世話係を任じられる。一見雛子は品行方正に見えるが実はダラダラしたり眠ったりのダラケ癖があり、屋敷の外でその実態がばれないようにお世話係がフォローしていたのだが、みなやめてしまったという。雛子に気に入られた伊月は彼女と同じ貴皇学院に転校。高度な勉強に必死に追いつこうとしながら、雛子のお世話をはじめ、天王寺美麗や幼馴染の都島成香たち才女が抱える悩みなどもともに解決していくのだった―――というストーリーでした。
最初見た時、どう見ても「ハヤテのごとく!」じゃないか、と思ってみてました。導入の部分の設定がまるっきり同じでしたので。ナギも性格は雛子と真逆ですが、お嬢様なのにお菓子を食い散らかし、ゲームに興じるあたり、やっぱり設定が似ているなと。ただハヤテはとにかく能動的な部分でナギはじめお嬢様方のピンチを救いまくっていましたが、伊月はむしろ友人関係や気持ちの持ちようみたいな精神面でのフォローが多かったのが違うところでしょうか。ハヤテみたいなギャグのノリではなかったので、勢いがなかったというか静かな印象の作品でした。
『ふつつかな悪女ではございますが』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
詠国の後宮にて「殿下の胡蝶」と呼ばれる黄家の黄玲琳は美しさと優秀さで誰からも愛され王太子の期先候補だった。一方朱家の朱慧月は見た目とそれ以上の性格の悪さから「雛宮のドブネズミ」と呼ばれ蛇蝎の如く嫌われていた。そんな二人は流星群が現れる夜、彗月は玲琳を崖下に突き飛ばす。気づいた玲琳が目を覚ますとそこは牢獄。実は彗月の術で二人の体を入れ替えられたのだった。彗月(※中は玲琳)は玲琳殺害未遂で獣尋の儀に賭けられてしまう。だが、直前に牢内で侍女に自害用に渡されていた毒薬を誤って食べて死んだネズミの死体を外で弔おうと慧月(玲琳)が袖に隠して持ち歩いていたことで、その匂いに反応した獅子が袖ごとその死体を喰らって倒れ、これにより生き残った慧月(玲琳)は儀式に則り無罪となった。そして後宮のさらに奥のあばら家に追われた彗月だったが、病弱な玲琳の体と違い、健康に満ち溢れていたことに大喜びし、兼ねてからやりたかったこと(畑で農作業、芋料理を作る等々)をして存分に楽しむ。一方玲琳(彗月)は病弱な体に蝕まれ、思うようにいかない。数々のピンチを潜り抜ける彗月を見て、やがて侍女たちが二人の入れ替わりに気づき始める。何とかごまかす彗月(玲琳)だったが、そんな矢先に皇后が倒れる。それを見た玲琳(彗月)は実は自分の体の病弱さも、皇后が病に倒れたのも呪詛が原因で、しかもその呪いの主は彗月の後見人であり、先の皇帝の妃后の朱雅媚仕業と気づく。皇后の呪いを解くためには同じだけの蟲毒を使う必要があると玲琳(彗月)から聞き出した彗月(玲琳)は子のあばら家に来た時に偶然ムカデをツボに入れていたのを思い出し、玲琳(彗月)とともに呪詛を返す。入れ替わりの術も素直な彗月に教えやらせたことであったため、これにより朱雅媚は遠方へ追放となり、彗月は7日間の謹慎となる。元の体に戻った二人だったが、玲琳はすっかり彗月が気に入り、友情を結ぶのだった―――というストーリーでした。
今期かもしたの中で1,2位を争うくらい面白かったのがこの作品です。入れ替わりとか中国後宮風舞台の作品はいろいろありましたけれど、ヒロインをここまで応援したくなったのは薬屋の猫猫に次いでこの作品ですね。あのおとなしくて穏やかだった玲琳が、実はとっても破天荒な性格(虚弱体質でできなかっただけ)で、一方の彗月もひねくれてはいるものの、実はもともとは純粋で素直な子でしたし、どちらかに肩入れせずに二人とも応援したくなったのは、本当に初めてかもです。脚本もテンポよく、作画も安定していて、最近ここまでしっくりとくる作品がなかったので、非常に見ごたえがありました!2クール目は来年1月からだそうで、今から待ち遠しい。きっと今度は二人が協力して困難に立ち向かうのでしょうね。楽しみだ!!